【整形外科に勤めるセラピスト必見!】5つのポイントを押さえて臨床を楽しもう!〜神経系検査編〜

続きまして、神経系検査になります。

神経には大きく分けて二つあります。

感覚神経と運動神経です。(深部感覚もありますが、ここでは割愛します)

神経系の評価は、除外診断として用いる事が最大のポイントだと思います。

【悩まずできる評価】ポイント5.神経系検査(感覚・深部腱反射)

感覚の詳細についてはこちらでは割愛させていただきます。

評価する際の私なりの考え方をお伝えできればと思います。

大切なのは、中枢か?抹消か?左右差はあるのかです!

感覚神経検査

いわゆるSensoryの検査になります。

これはデルマトームに沿って評価をしていくといいでしょう。

一般的に、ヘルニアなどによる感覚障害は四肢抹消に出現しやすいと言われています。

問診の時点である程度仮説を立てて、対応するとスムーズかもしれませんね。

 

深部腱反射

筋出力が弱いのは、筋力の問題なのか?そもそも命令系統の問題なのか?末梢神経の問題なのか?を判断するために行います。

深部腱反射を視る際は左右差がポイントです。片側だけ診て判断するのは絶対にNGです。

ポイントは、

  • 消失しているのか?
  • 亢進しているのか?
  • 減弱しているのか?
  • 左右差がないか?

になります。

例)アキレス腱反射は出にくい事があります。
消失なら消失でいいと思いますが、左右差の有無も記載できるといいですね。

さいごに

いかがでしたか?

最初にもいったように、

中枢なのか?抹消なのか?

これが最大のポイントです。

自分が対応しているのは、中枢系?抹消系?これを知った上で介入するのとしないとでは全然違います。

抹消系の問題であれば、理学療法後に改善される事がありますので、効果判定にも使えると思います。

以上で、評価のポイント5が終わりました。

臨床を楽しむ準備はできましたか?

最低限の情報をお伝えしました。まだまだ足りない事は沢山ありますが、まずは楽しまないと続きません!

楽しむ準備のお手伝いができれば幸いです。