腰が痛い!なんで痛いの?

こんにちは。

今回は“腰痛”についてです。

日本において、一生のうち腰痛になる人は83%(男性82.4%、女性84.5%)、腰痛で社会活動を休んだ経験者は25%もいるんです。

慢性疼痛の有病率は 23%で(部位別では腰痛が1位)、診療科では整形外科・リハビリテー ション科への受診者が約8割を占めていた。

整形外科へ最も多く受診するが、治療に満足しない人が 45%を占めていると言われます(頑張らなくてはいけませんね)。

慢性疼痛の 42.8%の人が、1年後に 仕事や日常生活を送る上で問題になっていると感じていた。という事です。

腰痛には大きく分けて、2種類あります。

『特異的腰痛腰痛』『非特異的腰痛』です。

特異的腰痛:レントゲンやMRIで原因が特定できるもの

非特異的腰痛:原因がはっきりわからないもの。

20%がどちらかで、80%がどちらかと言われています。どちらが80%だと思いますか?

80%は『非特異的腰痛』です!

つまり、原因がはっきりわからない腰痛が多いんです。筋肉かもしれないし、内臓かもしれない、心理的なものかもしれない、姿勢が悪いかもしれない。

様々な可能性があります。理学療法士は、それらの可能性を評価し、吟味し、理学療法を行うことで、症状の改善を目指します。

何が原因かわからないから良くならないんじゃないの?と思う方もいらっしゃいますよね?そんな事はありませんので一度必ずお近くの、理学療法士が在籍している診療所を受診してください。

先ずは、『腰椎椎間板ヘルニア』を分かりやすく説明させていただきます。

https://qow-therapist.com/understanding-the-pain-will-enrich-your-life/

椎間板ヘルニア

「椎間板ヘルニア」というのは、「椎間板」+「ヘルニア」の二つが合わさった言葉になります。

椎間板とは、髄核+線維輪

椎体と椎体の間にある、80%が水分と言われている組織の事です。

ヘルニアとは、

「脱出」、「突出」という意味です。

つまり、椎間板が脱出or突出した状態の事を『椎間板ヘルニア』と言います。突出の仕方によって症状が変わることも特徴ですかね。

椎間板が突出しているが、神経を圧迫していない状態と、椎間板が突出して、神経を圧迫している状態、どちらも椎間板ヘルニアです。

前者の椎間板ヘルニアの方が圧倒的に多いです。神経を圧迫している状態の特徴としては、筋力低下と感覚低下(左右差がある)、どちらか一方、がある場合が多いです。

整形外科医に「椎間板ヘルニアですね。」と言われてもそれ程落ち込む必要はないと思います。ある程度の年齢になった場合、椎間板は少なからず突出してきますし、突出した椎間板は、再吸収されると言われていますので安心してください。

腰部脊柱管狭窄症

「腰部脊柱管狭窄症」は、脊柱管が狭くなっている状態です。

狭くなる原因としては、椎間板の膨隆や脊柱管を保護している靭帯・筋・骨が変形する事で狭くなります。脊柱管は身体をおじきすると余裕ができ、反対に反る事で、より狭窄する。

腰部脊柱管狭窄症で知っておくといい知識は、足の裏の痺れがあるかと、トイレのコントロール(尿意や便意があるかないか)ができているかという事です。

細かく書けばいろいろありますが、ここでは割愛します。できるだけ専門用語を使わず、わかりやすい説明をもっとうに記事を書かせていただいてます。

 

『理学療法士の皆さま』のカテゴリーで詳細は投稿する予定ですので、興味がある方はそちらをのぞいてみてください。

 

『椎間板ヘルニア』も『腰部脊柱管狭窄症』も、理学療法にて症状の改善が見込めると思いますので、門医(整形外科医)を受診し、理学療法士に理学療法をしてもらう事をお勧めします。

 

 

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